ハセガワ 1/72 ミグ29フルクラム(ファーンボロー/武装付き)
2009年10月14日完成
制作期間:約2週間(2009.10)
このハセガワの『1/72ミグ29フルクラム(ファーンボロー/武装付き)』は、今から15年くらい前に買ったものです。ちょうどその頃、友人たちとプラモデルサークルのようなものを結成していて、その作品品評会に出すつもりでドイツ空軍仕様をつくろうと思って買ったようなそうでなかったような…
実機のミグ29を初めて何かの雑誌で見た時には「なんてカッチョいい飛行機だ!」って思ったのを覚えています。ソ連機独特の無骨さと空気力学を考慮した流線型の融合が、とてつもなく美しい機体です。もちろんSu(スホーイ)27フランカーも同様に小生のツボです。
ミグ29が世に姿を見せた当時は、まだ東西冷戦の真っ最中。その、いわゆる東側諸国の空軍戦力は、ほぼすべてがソ連(現ロシア)製という状況。第2次大戦後、東西に分裂されていた東側諸国に位置づけられる東ドイツにも当然、ソ連製の戦闘機が配備されていました。このミグ29もね。そして、冷戦の崩壊のきっかけとも言える東西ドイツの統合があったために、旧東ドイツ所属のミグ29は西側諸国の機体と共に統合ドイツ軍の機体となったわけです。
そんなドイツ空軍の、西側風航空迷彩の施されたミグ29をつくりたいと思っていたような気がするんですよ。ドイツの国籍マークのデカールも買いましたからねぇ。
ま、このミグ29のプラモデルを買った経緯はともかく、ハセガワの『1/72ミグ29フルクラム(ファーンボロー/武装付き)』ですが、今現在売っているものと金型が同じかどうかはわかりません。少なくとも箱のデザインは違うようです。あと、たぶん説明書(設計図)が違うでしょう。
前述しているように、コイツを買ったのは15年くらい前ですから、まだソ連が健在だった頃です。説明書にもソ連空軍仕様の塗装解説が書いてありますし、それ用のデカールも付属しています。あと、これまた今は亡き旧ユーゴスラビア空軍機の塗装解説とデカールも!
せっかくなので、当初考えていたドイツ空軍機ではなくて、レアな旧ユーゴスラビア空軍機仕様でつくりました。あっ!いや、つくったと言うよりも塗装とデカールだけ旧ユーゴスラビア空軍機を選択したってことですけどね。
ちなみに、『武装付き』って商品名についているように、ミサイルが6発ついてきます。長距離ミサイルのAA-10(R-27)が2発と短距離ミサイルのAA-11(R-73)が4発です。旧ユーゴスラビア空軍で長射程のAA-10を運用していたのかどうか知りませんが、せっかくついてきたので、そのまま装備させちゃいました。
あと、コイツはミグ29の最大の特徴とも言える補助エアインテイクが開状態のままモールドされちゃってるので、飛行状態にするにはそこをイジってやらないとけません。メインエアインテイクは閉まった状態で作れって説明書に書いてあるので、駐機状態でつくることが前提のキットです。そこをあえて飛行状態でつくりました。
メインエアインテイクも、飛行状態ですから当然開いた状態にしました。でもこれ、資料を見ながらではないので、ただ単純に開いた状態にしているだけです。あまり参考にしないようにしてください。
その他、詳細な制作の模様は制作奮闘記(ブログ)を参照してください。
ハセガワ 1/72 ミグ29フルクラム 各種アングル
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