バンダイ 1/144 HGUC ガンタンク(連邦軍V作戦セット)
2009年12月30日完成
制作期間:約2ヶ月(2009.10〜12)
このバンダイの『1/144 HGUC ガンタンク』は、小生がプラモデル界(?)に復帰するにキッカケの1つになったプラモデルです。こいつをつくりたくて復帰したと言っても過言ではありません。ただ今回のガンタンクは単品のガンタンクではなくて、『連邦軍V作戦セット』のモノです。まぁでも中身はガンダム・ガンキャノンそしてガンタンクが単純にセットになっただけなのでHGUCとして分類しています。
さて、ガンタンクをつくりたかったのは、自分なりの解釈で陸戦兵器としてのモビルスーツを表現してみたかったんですよね。で、やりたかったのが
- 1.履帯にフェンダーを付ける。
- 2.スモークディスチャージャーを装備する。
- 3.TADSみたいな射撃管制装置を装備する。
という3点です。戦車である以上、履帯にフェンダーがついていた方が防御面も向上するしメンテナンス中の事故も防げると思いますし、陸戦兵器であればスモークディスチャージャーも装備しているべきだろう。ってな考えです。3つ目のTADSってのは、現用ヘリコプターのAH-64アパッチなどに装備されている機首の目標捕捉照準装置のことです。
ガンタンクの場合、他のモビルスーツと違ってコックピット…ってかガンナー席が風防になっていて、カメラアイなどのセンサーがどこにあるのかよくわかりません。それなら現実世界の攻撃ヘリみたいな装備があった方が良いんじゃないの?って発想ですな。設置する場所は攻撃ヘリっぽくアゴ!
こういった改修をしているウチに、武装に関しても少しオリジナルとは違う設定が必要な気がして、考えてみました。今回つくったガンタンクの兵装は以下のような感じです。
- 200mmライフル砲×2(肩の主砲)
- 180mm4連装連射式グレネードランチャー×2(腕の副砲)
- 40mm連装機関砲×1(股間の砲塔)
- 13.2mm連装機関砲×2(車体前部の砲塔)
- オプションで地対艦ミサイル(最大で4発)
- オプションでロケット弾ランチャー(最大で4基)
詳細はHGUCガンタンクの設定 〜 前編とHGUCガンタンクの設定 〜 後編を参照していただくとして、機関砲の装備について少し記述しておきます。まず40mm機関砲ですが、これは飛来して来る航空機および実体弾対策です。カッコよく言えばCIWSですな。13.2mm機関砲は対歩兵用の装備です。ガンタンクは陸戦兵器のくせに対歩兵用の装備がまったくないので必要だと考えたんですな。口径は61式戦車の車載装備が13.2mmだったのでそうしただけです。上記以外にも、跳躍地雷射出機や火炎放射器などの装備もあった方がそれらしいんですが、今回のRX-75ガンタンクは試作機なので、そこまで装備しているのも如何なものかと思ったので、止めておきました。
ちなみに、オプション兵装に関しては、肩の部分に設置できるようになっています。ランチャーなどはつくっていませんが…
もう1つ妄想を掲載しておきます。ガンタンクが陸戦兵器なのに、何でホワイトベースに搭載されているの?ってことです。これはコロニー内での運用テストのためにサイド7に搬入されていてジオンの襲撃を受けたってことで。そもそも艦載機としての機能なんか装備されてないんだけど、仕方なくホワイトベースで艦載運用されていたんです。きっと。
予期せぬ艦載運用を強いられたために、ガンタンクは当初兵器開発局が考えていたような戦果を挙げられず、以降の量産プランは見送られたとか。だってホワイトベースに艦載されていたってことは、必然的に迎撃任務に就くことが多くなってしまって、本来の運用目的とは違ったカタチでの運用をされていたハズですから。
それから、このガンタンクの塗装はランバ・ラル隊と遭遇する直前にマチルダ隊によって施された簡易デザート迷彩ってことにしています。北米でのデビュー戦の祭には、まだ試作機カラーだったんですが、ホワイトベースにおいて艦載運用されることになって、今後のアジアにおける砂漠戦を考慮してマチルダ隊の持ち込んだ迷彩用塗料で塗装されたってな設定です。
その他、詳細な制作の模様は制作奮闘記(ブログ)を参照してください。
バンダイ 1/144 HGUC ガンタンク 各種アングル
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