バンダイ 1/144 HGUC 61式戦車(ザク地上戦セット)
2010年4月11日完成
制作期間:約1週間(2010.4)
1/144の61式戦車です。1/144 HGUC ザク地上戦セットの付録です。1/35のお高いヤツではありません。アレ欲しいんですが、なんてったって高過ぎる。定価だと¥10,000弱。ガンプラだったら何個買えることやら…
そんなわけでザク地上戦セットの付録で我慢ガマン。と思っていたんですが、こいつが1/144のくせに、かなりクオリティーが高くて、カッコいいんだな。
正式名称はM61A5というそうです。61式戦車のA5型ってことのようです。『ガンダム』のテレビ版に出て来たのが初期型で、こいつは『MS IGLOO2』に出て来る後期型だそうな。ちなみにテレビ版の初期型61式戦車は確か150mm砲(ライフル砲だったと思いますが、確かではありません)を装備していたはずですが、この後期型の61式戦車は155mm滑腔砲を搭載しています。砲塔上部には13.2mm機関砲を装備。
テレビ版に出て来た時は、砲身が2本あるもののお世辞にもカッコいいとは言えない戦車でしたが、この後期型はエラいカッチョいいっス。いや、カッコ良過ぎ!
さて制作の方ですが、砲塔後部のバスケット部分の合わせ目消しをしたのと、砲身の裏の肉抜き穴を埋めただけのほぼ素組みです。それなのに、こんだけカッコいいのはもはや反則ですよ。塗装は、以前つくったガンタンクと並べるために砂漠戦迷彩ってことにしています。
61式戦車はテレビ版では完全なヤラレメカだったんですが、『MS IGLOO2』では大活躍するようです。小生は『MS IGLOO2』を見ていないので、いつかは見たいと思っているんですけどねぇ。なかなかチャンスがないんですよね。
でも、実際にザクなどのモビルスーツと戦う場合を想像してみると、もしかしたらそれなりに戦果を挙げていたのではないか?と小生は考えています。
1番の大きな理由はその主砲です。ザクの主武装であるザクマシンガンの口径は120mm。それに対して61式戦車は155mmないしは150mmです。フツーに考えれば、61式戦車の方が射程が長いハズ。つまり、61式戦車はザクの射程外から一方的に攻撃することが可能です。
そして、もう1つの理由が投影面積の大きさです。どう考えてもザクなどのモビルスーツより61式戦車の方が投影面積は小さくなります。レーダーなどの使えないミノフスキー粒子散布下では、これは重要です。平たく言えば、61式戦車の方が先に敵モビルスーツを発見しやすい。ってことなんですな。
先に敵を発見して、先制攻撃を仕掛ける。これはアニメの世界の話だけではなく、戦術的にとても大切なことです。勝利のための大前提だと言い切ってしまってもいいでしょう。話を戻しますが、61式戦車が先にザクを発見する。と同時にザクの射程外から155mm滑腔砲による砲撃を加える。
この最初の斉射で、たとえ破壊できなくとも脚部などに損害を与えて、ザクの機動力を制限させることができれば、61式戦車の勝ちです。動けないザクなんて、でっかい鉄の塊と同じです。動けなくしちまえば、もうあとはやりたい放題♪
ただし、モビルスーツの最大の武器は機動力です。最初の一撃でザクの機動力を削ぐことができなければ、その圧倒的な機動力で肉薄されて至近距離から120mmの砲弾を雨アラレのように打ち込まれるか、トマホークで叩き潰されてしまいますけどね。
ま。それはともかく、この61式戦車だけ6輌セットとかで売ってくれたら、間違いなくまた買ってしまいますな。
その他、詳細な制作の模様は制作奮闘記(ブログ)を参照してください。
バンダイ 1/144 HGUC 61式戦車 各種アングル
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