チャレンジャー2 & FV510ウォーリア歩兵戦闘車

チャレンジャー2 & FV510ウォーリア歩兵戦闘車

2012年4月9日 更新

童友社/DRAGON マイクロアーマーのシリーズ第12弾チャレンジャー2 & FV510ウォーリア歩兵戦闘車です。イギリスの現用主力戦車チャレンジャー2FV510ウォーリア歩兵戦闘車がラインナップされています。スケールはマイクロアーマー共通の1/144。このシリーズ…というかチャレンジャー2のデキは素晴らしい。前回ご紹介した第13弾 レオパルト(ドイツ戦車大隊)とは雲泥の差です。車種が異なるので比較するのもどうかとは思いますが、正に『月とスッポン』。ってぇか、デキが良過ぎて、現物よりもカッコいいかも!?

このシリーズは、第13弾 レオパルト(ドイツ戦車大隊)を買ったあと、レオパルト2を他の現用戦車と比較したくなって購入したんですが、出てくるのはチャレンジャー2ばかり。でも超カッコいい。で、もっと数が欲しくなり、FV510ウォーリア歩兵戦闘車まで欲しくなって結局箱(カートン)買いしてしまいました。

なお、フィギュアはマイクロアーマーの通し番号順には掲載していませんので、ご了承を。

イギリス主力戦車 チャレンジャー2

そんなチャレンジャー2の現物はというと、『2』があるということは当然『1』があるわけで、湾岸戦争で大活躍したチャレンジャーがそうです。チャレンジャーは、レオパルト1と同様にチャレンジャー2が正式採用されたあと『チャレンジャー1』と改称されています。ただ、レオパルトの1と2の関係とは異なり、チャレンジャー2は完全な『1』の改良型です。ちなみにチャレンジャー1は、その前のイギリスの主力戦車であったチーフテンの改良型。見た目も違うし性能も向上していますが、あくまで改良型です。つまりチャレンジャー2は改良型の改良型ってことになりますな。

チャレンジャー2

話を戻しますが、そんなチャレンジャー1とチャレンジャー2の関係ですから、主な外観上の違いは砲塔形状だけです。ただ、中身は当然進化しています。新型の複合装甲(チョバムアーマー)の導入・FCS(射撃統制装置)の強化・足回りの性能向上などが行われています。『足回りの性能向上』という表現を使いましたが、これはあくまでチャレンジャー1と比較しての話。実は、チャレンジャー2は西側の第3世代戦車の中でも、機動性はかなり低いです。ヘタすると最低かもしれません。

でも、いいんです。英国紳士はそんなことにはこだわりません。とにかく攻撃力と防御力重視!120mmの大口径砲を主力戦車に搭載したのも、複合装甲(チョバムアーマー)を装備した(と、公言した)のもイギリスが西側で初めて。大英帝国のジェントルメンにとって機動性なんかどっちでもいいんです。

なんてったって、各国の第2世代戦車が軒並み機動力を重視していた時代に、「そんなの知ったことか!」とばかりにチーフテンにいち早く120mm砲を採用(当時の西側各国の主力戦車の主砲は105mm)、そして防御力優先の重装甲化。機動力を犠牲にして。

これは第2次大戦後のイギリス戦車の伝統というか特徴の1つで、チャレンジャー2チャレンジャー1もチーフテンもその前のセンチュリオンも、機動力を無視…とは言いませんが、とにかく攻撃力と防御力重視です。機動性を犠牲にしてでも、攻撃力と防御力を追求しているのが大戦後のイギリス戦車です。要は昔で言うところの重戦車ですな。もしかしたら、イヤと言うほど辛酸をなめさせられたドイツ戦車(特にティーガーI )から受けたトラウマかもしれません。

もっとも、現在の西側各国の第3世代戦車は標準的に120mm滑腔砲を搭載しているので、チャレンジャー2(とチャレンジャー1)の場合、今ではとりたてて攻撃力がズバ抜けているワケではありません。また、各主力戦車は装甲にも複合装甲を採用したりして重戦車化しつつあるので、攻撃と防御を重視しているのは、イギリス戦車だけの特徴だとは言えなくなってきちゃってますが…。

チャレンジャー2

ところで、主砲といえばチャレンジャー2の装備しているのは、西側各国と同じ120mm砲ですが、滑腔砲ではなく旧来のライフル砲。ただし、チャレンジャー2に装備されているものは新型で、砲身内部にクロームメッキが施されていて、砲弾の初速が高くなっているため威力が増しています。また、砲身寿命も延びていますし精度も上がっています。ただ1つだけ難点が…

何が問題って、砲の性能はともかく他に120mmのライフル砲を採用している国がないということ。つまり、同盟国と砲弾に互換性がないことが重大な問題です。NATO(北大西洋条約機構)などの同盟国から補給を受けることができません。この問題の解決のために、主砲を西側主力戦車の標準装備と言っても過言ではないドイツ・ラインメタル製の120mm滑腔砲に換装する計画もあったようですが、現在(2012年4月時点)計画は頓挫しています。今後どうするつもりなのか、余計なお世話ですが心配してしまいます。

チャレンジャー2 スコットランド近衛竜騎兵連隊 NATOコソボ派遣部隊

最新更新日:2012年4月9日

チャレンジャー2 スコットランド近衛竜騎兵連隊 NATOコソボ派遣部隊

前述したように、チャレンジャー2の装備している主砲は55口径120mmライフル砲です。この主砲でどんな砲弾を使うかってぇと、流行のAPFSDS(装弾筒付翼安定徹甲弾)も撃てますが、何より特徴的なのが粘着榴弾HESH。こいつは、着弾したあと弾体が潰れてへばりついて爆発するというもの。直接装甲を貫通することが期待されているのではなく、爆発の衝撃により内部機材を破壊したり、装甲内部を飛散させて乗員にダメージを与えることが目的の砲弾です。装甲を貫通してしまうことがほとんどないので、軽装甲の目標にも使えますし、陣地などの外壁の破壊にも有効です。また、天候の影響をモロに受けてしまうAPFSDS(装弾筒付翼安定徹甲弾)などより全天候性があり、射程が長く、何より安い!

そんな万能っぽい粘着榴弾HESHですが、問題は現在の複合装甲にはあまり効果が期待できない点です。なので、現在主力戦車ではほとんど使用されていませんが、チャレンジャー2には搭載されています。だって、女王陛下の陸軍は粘着榴弾HESHが大好きなんだもん。

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チャレンジャー2(増加装甲装備)スコットランド近衛竜騎兵連隊 2000年 コソボ

最新更新日:2012年4月9日

チャレンジャー2(増加装甲装備)スコットランド近衛竜騎兵連隊 2000年 コソボ

上記チャレンジャー2(コソボ仕様)の増加装甲装備バージョンです。車体前面にリアクティブアーマー(爆発反応装甲)・側面にはチョバムアーマー(複合装甲)とキャンバス製のサイドスカートなどを装備したもの。リアクティブアーマー(爆発反応装甲)というのは、大雑把に言うと被弾時に爆発することによって砲弾をはじき飛ばしたり、成形炸薬弾の効果を減少させるものです。リアクティブアーマー(爆発反応装甲)自体は、チャレンジャー2固有の装備というわけではなくて、いろんな国で増加装甲として使用されています。

なお、チャレンジャー2(コソボ仕様)同様サイドアーマー部分に『KFOR』というマーキングがされていますが、『KFOR』とは『Kosovo Force』のことで、コソボ治安維持部隊のことです。コソボ紛争の際…と言うか、紛争の後にコソボにおける治安維持活動のために展開したNATO(北大西洋条約機構)が中心の組織で、様々な国の連合軍ですね。今風な言い方をするなら多国籍軍。もっとやわらかい言い方をしたのが、国際治安部隊。

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チャレンジャー2(増加装甲装備)スコットランド近衛竜騎兵連隊 2003年 イラク

最新更新日:2012年4月9日

チャレンジャー2(増加装甲装備)スコットランド近衛竜騎兵連隊 2003年 イラク

『2003年 イラク』となっているくらいですから、当然イラク戦争時の車輛です。特徴としては、上記チャレンジャー2(増加装甲装備)スコットランド近衛竜騎兵連隊 2000年 コソボ』同様の増加装甲とデザート迷彩。そして砲塔の前面と側面にCIP(敵味方識別パネル)の設置。これ、何かってぇとサーマルサイト(熱映像装置)などで見た時に「味方だよ」ってわかってもらうための目印です。砲塔前面の白いヤツと側面の段付きパネルの部分ですね。IFFの一種ですが高度な敵味方識別装置ではなく、アルミ板にサーマルテープを張り付けただけの簡単なものですが、味方から攻撃されないための必須装備です。

余談ですが、チャレンジャー2に限った話ではなく、当プラモデル部部長のサイドワインダー零式は、何かわかりませんがこのデザート迷彩が大好きです。HGUCのガンタンクもデザート迷彩にしちゃったくらいです。当然、このシリーズのフィギュアの中ではこいつが1番のお気に入り♪

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チャレンジャー2 イギリス陸軍サフィールド演習地派遣部隊 カナダ

最新更新日:2012年4月9日

チャレンジャー2 イギリス陸軍サフィールド演習地派遣部隊 カナダ

どことなく、他の西側第3世代戦車に較べて風変わりな感のあるチャレンジャー2ですが、もう1つ特徴的なのが主砲の同軸機銃です。同軸機銃は現在のたいていの戦車には装備されていますし、口径も7.62mmで標準的なんですが、チャレンジャー2のものはチェーンガンです。いや、チェーンガン自体も特に珍しいものではありませんが、戦車の同軸機銃として装備しているのは、小生が知る限りこのチャレンジャー2だけです。

さてフィギュアの方ですが、実はこれ、よくわからんのです。パッケージなどに『BATUS』と表記してあるので、おそらくイギリス陸軍サフィールド訓練隊の所属車輛だと思われます。その車輛がカナダの演習地に行った…あるいはカナダでの演習に参加した時の40号車ということでしょう。たぶん。

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FV510ウォーリア歩兵戦闘車

イギリスのFV510ウォーリア歩兵戦闘車です。いちおう歩兵戦闘車IFVのことを簡単に説明しておくと、そこそこ攻撃力があって、そこそこ防御力の高い装甲兵員輸送車APCのことです。兵員輸送車ですから、兵隊を乗せて戦場を駆け巡るわけですな。FV510ウォーリアの場合、乗員3名(車長・砲手・操縦手)のほかに歩兵7名が搭乗可能。ただ普通の兵員輸送車と異なるのは、歩兵戦闘車は直接的な戦闘参加が前提になっているので、そこそこ強力な武装が施されている点です。

FV510ウォーリア歩兵戦闘車

FV510ウォーリアの主砲は、81.3口径30mmラーデン砲。さぁ来ました。ここでも風変わりな面を見せてくれます、ブリティッシュアーミー。「いったいラーデン砲とは何ぞや?」ってことになると思いますが、『ラーデン』ってのはそういった種類の砲ということではなくて、この砲に付けられた固有名詞です。『バルカン砲』とか『ブッシュマスター』なんかと同じ。で、このラーデン砲ってのは何かってぇと、簡単に言ってしまえば連射速度の遅い機関砲です。いや、連射が6発ずつしかできないので、イメージとしては機関砲というよりは速射砲といった感じかな。この30mmラーデン砲の連射速度は毎分80発程度しかありません。ちなみにアメリカのM2ブラッドレーの主砲の25mm機関砲や自衛隊の89式装甲戦闘車の主砲の35mm機関砲で毎分200発くらい。

何が変わってるって、FV510ウォーリアの主砲は、歩兵を支援する用途にはあまり向いていません。歩兵戦闘車は、歩兵を援護するための支援攻撃を行うケースが多々あります。各国の歩兵戦闘車は、歩兵の支援に主砲を使用することも考えられていますが、FV510ウォーリアの主砲はそういった用途に使用する焼夷榴弾HEIの炸薬量が少なくて、しかも連射速度も遅いので制圧射撃としてはあまり効果を期待できないんですなぁ。つまり、主砲を歩兵の支援に使うことはあまり考えられていません。

なので、そういった用途には主砲の同軸機銃を使用します。この同軸機銃はチャレンジャー2の装備しているものと同じ7.62mmのチェーンガン。また出ました!主砲同軸機銃のチェーンガン。なお、M2ブラッドレーの主砲の25mm機関砲もチェーンガンです。そんでもって同軸機銃が7.62mmのガス圧式。

いちおうチェーンガンを簡単に説明しておくと、連射の機能を外部動力(電動など)で行う機関銃の内、外部動力から機関部への動力の伝達をチェーンで行うものをチェーンガンと言います。普通の機関銃は連射を前弾のガス圧や反動で行っているので、不発射弾があった場合には連射が止まってしまいます。が、チェーンガンの場合は外部動力で動いていますから、連射が止まることはありません。チェーンガンの利点はこれです。難点は外部動力の分、装置がかさばるのと動力源が止まってしまったら射撃できなくなること。まぁ、車載やヘリに積むのであればたいしたデメリットにはなりませんが。

話を戻しますが、英国紳士はきっとこう考えています。


「歩兵の支援はあくまで主砲同軸の(小口径の)7.62mm機銃を掃射するのぢゃ。そして主砲は(軽)装甲目標や陣地・対ヘリにだけに使用せぇ!」


ホントにそう考えているかどうかはわかりませんが、そうとしか思えない主砲(の性能)と、その同軸機銃。実際、輸出用のデザート・ウォーリアには、ちゃっかりM2ブラッドレーと同じ25mmチェーンガンが主砲として採用されています。積もうと思えば積めるのに、本国仕様のFV510ウォーリアはあえて30mmラーデン砲。これはもう戦術思想からくる装備の選択だとしか考えられません。

各国の歩兵戦闘車が「主砲を歩兵の支援にも使うかもよ」と考えて設計されている中、イギリスのFV510ウォーリアは「主砲は主砲。歩兵支援は同軸機銃。」とスッパリさっぱりクッキリ分けて考えられている…ハズ。

と、なれば主砲に過度な連射性能は必要なし。むしろ、連射性能を追求して弾詰まりを起こしたりして連射(射撃)不能になることの方が問題。だから30mmラーデン砲の連射速度はこの程度で十分!ってことかな。保守的で堅実なイギリスのことですから、きっとそうに違いない。

FV510ウォーリア歩兵戦闘車

FV510ウォーリア ザ・ブラック・ウォッチ 2003年 イラク

最新更新日:2012年4月9日

FV510ウォーリア ザ・ブラック・ウォッチ 2003年 イラク

『2003年 イラク』とあるので、前述のチャレンジャー2(増加装甲装備)スコットランド近衛竜騎兵連隊 2003年 イラク同様イラク戦争時のもので、『ブラック・ウォッチ』というのは連隊名です。特に商品名としては記述されていませんが、このFV510ウォーリアは増加装甲の装備されたタイプです。車体前部左側(操縦手席の前)と車体側面に設置されていて、湾岸戦争時から使用されているものです。

マイクロアーマーのこのシリーズのラインナップでは、FV510ウォーリアはすべてこの増加装甲装備状態のもの。素の状態のFV510ウォーリアはラインナップされていません。増加装甲装備状態のボコボコした感じとは違い、素の状態ではもう少しスッキリしているハズなんですが、比較することのできないのが残念なところです。

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FV510 ウォーリア ウォーセスター&シャーウッド森林連隊 NATO和平実施部隊

最新更新日:2012年4月9日

FV510ウォーリア ウォーセスター&シャーウッド森林連隊 NATO和平実施部隊

FV510ウォーリアの特徴として、実はもう1つあるんですが、それは対戦車ミサイルを装備していないこと。他国の歩兵戦闘車は対戦車戦を想定して対戦車ミサイルを標準装備しているケースが多いんですが、FV510ウォーリアには装備なし。「戦車と遭遇したらとっとと逃げろや」ってことなのかもしれませんが、さすがにブリティッシュアーミーもそれではマズいと思ったのか、湾岸戦争時からいちおう砲塔上に対戦車ミサイルを設置できるように改良されています。

なお、サイドアーマーにある『IFOR』とは『Implementation Force』のことで、ボスニア・ヘルツェゴビナでの内戦終結後にそこに展開していた平和維持部隊のことです。あるいは平和履行部隊・和平実施部隊とも言います。NATO(北大西洋条約機構)の指揮下にありましたが、NATO軍というわけではなく、KFORと同様にNATOを中心とした様々な国の参加による連合(多国籍)軍です。

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FV510ウォーリア チェシャー連隊 国連防衛部隊 1992年

最新更新日:2012年4月9日

FV510ウォーリア チェシャー連隊 国連防衛部隊 1992年

マイクロアーマー シリーズ第12弾『 チャレンジャー2&ウォーリア』のスペシャルであるFV510ウォーリア "UNPROFOR(国連保護軍)" バージョンです。このページでは何度も出て来ている、旧ユーゴスラビア地域で展開された国連平和維持活動の実行部隊の車輛です。

前述した通り、IFORKFORが国連に承認(あるいは委託)されただけの様々な国による連合軍であるのとは異なり、UNPROFOR(国連保護軍)は完全な国連の名の下の軍隊です。このフィギュアがそうであるように、こちらは車輛を白く塗装して『UN』とマーキングが入ります。

なお、時系列的にはこの『FV510ウォーリア チェシャー連隊 国連防衛部隊 1992年』の後にボスニア・ヘルツェゴビナに展開することになるのが、IFORであるFV510 ウォーリア ウォーセスター&シャーウッド森林連隊 NATO和平実施部隊』で、その後コソボに展開したのがKFORであるチャレンジャー2 スコットランド近衛竜騎兵連隊 NATOコソボ派遣部隊』チャレンジャー2(増加装甲装備)スコットランド近衛竜騎兵連隊 2000年 コソボ』となります。

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なお、こちらに掲載したチャレンジャー2 & FV510ウォーリア歩兵戦闘車以外の童友社/DRAGON マイクロアーマーは下記を参照してください。


チャレンジャー2 & FV510ウォーリア歩兵戦闘車 の その他の画像

チャレンジャー2&FV510ウォーリア歩兵戦闘車

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